4:どん底から成功までの物語
キャッチコピーに始まり恐怖や痛み、
欲や願望を話すとお客さまは冷静に
分析を始めます。
「確かに言う事は解るけど、この話をしている
人物(あなた)は信用できるのだろうか?」
「本当に私の辛さが解るのだろうか?」
など、様々な猜疑心(さいぎしん)が生まれ始めます。
そこで次の一手は『どん底から成功までの物語』です。
少し思い出して欲しいのですが、あなたは子供の頃に
桃太郎や浦島太朗などの物語を読んだり聞かされた事は
ありますか?
「Yes」だと思います。
普段あなたは映画や漫画などの物語を見ますか?
これも「Yes」だと思います。
人は物語が大好きです。
そして物語を見ている時だけは脳が麻痺し
何も考えられなくなります。
映画や漫画を読んでいる時、つい集中して
時間を忘れてしまった事はありませんか?
「いつの間にかこんな時間だ!」
と時間が経過して驚いた経験がある人も
少なくないと思います。
物語には人間の脳を麻痺させ集中させる
パワーがあります。
猜疑心が生まれ始めたお客さまに
ここで物語をぶつけます。
しかしただの物語ではいけません。
ここで1つ質問なのですが、あなたが
好きな映画は何ですか?
…
色々とあると思います。
ちなみにインターネットで人気映画を検索すると
・タイタニック
・スターウォーズ
・ショーンシャンクの空に
・ローマの休日
・エイリアン
などが出てきます。
実はこれらの映画…
すべて『共通点』があります。
テーマや舞台や時代は異なりますが
実はすべて『同じ流れ』なのです。
人気のある映画はほぼすべて
ワンパターンなのです。
これは人気のアニメや漫画にも
当てはまります。
どのような流れなのかというと
1:どん底の人生
2:チャレンジ、そして失敗の連続
3:成功のきっかけ
4:成功の連続
5:感動的なエンディング
というシンプルな流れなのです。
人はこの流れが大好きです。
なぜかと言えば、多くの人が憧れる
成功のストーリーだからです。
駄目だった主人公がチャレンジするけど失敗を繰り返す。
しかしある出会いやきっかけで生まれ変わり
どんどん問題を解決したり敵を倒していく。
そして感動的なエンディング。
…
みんなの憧れの流れなのです。
「私もこうなりたい」と思う流れなのです。
逆に考えて見ると解ると思いますが
すでに成功している人が、更に成功しまくり
何の失敗も苦労も無くエンディング。
…こんな映画、誰も見たくないと思います。
考えてみて下さい。例えば、
A:石油王の息子に生まれた大金持ちが
「俺は苦労してないけどなぜか金があるぜ」
と言う人と
B:商材を買い漁り借金地獄で挫折まみれの人が
「偶然にもある方法を発見して成功しました」
と言う人であれば、あなたはどちらの人の
ノウハウを聞いてみたいと思いますか?
当然『B』の人物だと思います。
1:どん底の人生
2:チャレンジ、そして失敗の連続
3:成功のきっかけ
4:成功の連続
5:感動的なエンディング
この流れは人類がみな共通して大好きなのです。
そして私達もこの物語の法則を
セールスレターに使用します。
レターに使用する場合は、これが少し改良されます。
1:どん底の人生
2:チャレンジ、そして失敗の連続
3:成功のきっかけを発見
4:成功の連続
5:分析してノウハウを構築
6:他の人も成功させる
7:次はあなたが成功する番です!
という流れにします。
この下で例文をお見せしますが、
「確かに言う事は解るけど、この話をしている
人物(あなた)は信用できるのだろうか?」
「本当に私の辛さが解るのだろうか?」
…こんな風に疑いにかかっていた
お客さんはこの物語を読んだ途端に
「この人は私と同じだったけど成功したんだ!信用できる!」
と思い始めます。
これを『セールス・ストーリー』と呼びます。
セールス・ストーリーをダイエットに使用すると
次のようになります。
1:どん底の人生
・歳をとるにつれて太って段々醜くなってきた
・鏡を見るのも怖くなり外出も嫌になってきた
・遺伝なのかと親を恨む
※ポイント1:お客さんの現状や境遇とマッチする話をする
※ポイント2:あなたの自己紹介をここでいれる
2:チャレンジ、そして失敗の連続
・奮起してダイエットにチャレンジするが毎回失敗
・サプリもジムも流行のノウハウも試したが失敗
・周りから金の無駄遣いだとバカにされ笑われる
3:成功のきっかけを発見
・しかしある日、一冊の古本を発見した
・それを読んで驚愕して早速試した
・いきなり効果が現れ始めた
4:成功の連続
・周りの人の見る目や態度が変わり始めた
・体重はどんどん減りリバウンドもしない
・昔の服が着れるようになり「若くなった」と言われる
5:分析してノウハウを構築
・さらに自分なりに改良してパワーアップ
・パターンやテンプレートが見えた
6:他の人も成功させる
・自分がうまくいったので家族にもやらせてみる
・仲の良い友人数人にも試させる
・全員成功してコツが解った
※ここでお客さまの声や推薦の声を入れます。
7:次はあなたが成功する番です!
…
このようになります。
これが物語でなく説明文だとお客さまは
ここで読むのを辞めてしまいます。
物語は人の脳を麻痺させて集中させます。
疑いに入ったお客さんは物語を読む事により
あなたが自分と同じ境遇だった事が解ります。
そして成功を手にした映画のヒーローのように
感じ始めます。
キャッチコピー、恐怖や痛み、欲や願望の次は
物語に入って下さい。
しかし…
「物語って書くのは難しいでしょ?」
と感じる人もいると思います。
しかし私達は小説家ではありませんので
完璧な物語を目指す必要はありません。
どうしても難しく感じる場合は
文章の冒頭に『日時』か『人』を
いれて見て下さい。
「3年前の私は…」
と書き始めたら、続きは嫌でも物語になります。
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3年前の私は周りから「デブ」と呼ばれていました。
なぜなら体重が…
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と自然に物語になります。
セールスレターの4項目は物語を入れて
お客さんのヒーローになって下さい。
ここまででお客さまはあなたを信頼します。
「自分と同じだったあなたが成功したノウハウは
一体どんなものなんだろう?」
と、商品の流れが気になり始めます。
お客さまがこの気持ちになった所で
次の章で『商品説明』を始めます。
00:全体像 01:キャッチコピー 02:痛みや恐怖を強調する